健康を考えて、毎日野菜もしっかりに食べてます・・一昨年までは。
団塊世代の高齢者の食生活ってやっぱり自炊派?
親世代の方は、子世代や孫世代よりも外食をあまりせず、健康的なバランスの良い食事をしているように思える。
うちの母も例に洩れず、以前は外食の頻度は私よりもずっと少なく、ほとんど自炊だった。
野菜を多く、カルシウムやたんぱく質もなるべく摂って・・・などなど気にしていたよう。
離れて暮らしていると気が付きにくいけれど、徐々に自炊が億劫になって出来合いの物を買ったり、
外食したりするようになっていく。
その状況を把握していなかったので、マクドナルドでポテトを時々食べていると聞いたときはビックリした。
でもそれは至って普通のことらしい。
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シニア研究室出典:日常生活での活動状況⑥自分で食事の用意をしているか?
圧倒的に男性の方が自炊をしない、また、男女ともに年齢が上がるにつれて自炊をしなくなっている。
一人暮らしだったり、夫婦だけになると、作る張り合いはなくなっていくのは当然あるだろうし、
やっぱり毎日自炊するってストレスがたまるもの。
私がもし今、一人暮らしになったら、1週間も経たないうちにズボラになるのは想像できる(笑)
レシートで見えてくる、認知症の影 ~あなたの親は大丈夫?~
母は長年経理をしていたこともあり、家計簿は欠かさずつけ、
日々のお金の出入りを入念にチェックしていた。
そして、記帳した数字と残高の誤差がないように管理していた。
誤差の原因が見つからない時、しばらくモヤモヤしていることがあった。
そんな母を見て育った私は、幼いころ、母親になったら家計簿をつけるのは当たり前なんだろう、
そうと思っていたが‥
全く私は家計簿はつけない(笑)
10円の誤差どころか、100円の誤差があっても気がつかない。
ここの部分の性質は全く受け継いでいないみたいデス(笑)
まあ、私には出来ないことを50年以上も続けてきた母をある意味尊敬はしてました。
そんな母でも、だんだん家計簿をつけるのが面倒になってきたらしく、
未処理のレシートが溜まっていった。
実家に帰った時に、一緒に家計簿につけるのを手伝ってほしいと言われ、
レシートのぎっちり詰まったパンパンの封筒を渡された。
家計簿をつけない私が約2カ月半分を代わりにつけることになった💦
日付順に記帳していくと、マクドナルドやコンビニの出来合いのお弁当、おかずなど、
時々買っていることがわかった。
「母もやっとコンビニの便利さに味を占めたのね♪」とその時はそう思った。
そうそう、何も頑張って全部自炊しなくても、
少しくらいラクして楽しんで生活をしてくれた方が良いわよ、と
日頃から感じていたので、ちょっと嬉しくもあった。
けれど、家計簿をつけ終わってみて分かったことは・・・
母は家計簿をつけるのが面倒になったと言っていたが、
本当は、面倒なんかじゃなくて、家計簿がなかなか合わず、
つけること自体が難しくなってしまったのだ。
家計簿をつけることに慣れていない私でも、小一時間で2か月半分は処理できた。
母の記帳した前のページをめくって見ると、
食費、生活雑貨、光熱費など、科目に分かれておらず、
ただただ思いついた順番に書かれてあり、重複している部分もあった。
経理をしていた人とは思えない内容。
母は本当にただ面倒だと感じているだけだろうか?
それとも、出来なくなっている自分に気が付いているのだろうか?
この時、ちょっとだけ老いてきた母を実感せざるを得ない状況に
切ない気持ちと不安が押し寄せてきた。
高齢者が自炊からファーストフードやコンビニの食事に切り替わる時の弊害
20代、30代でもともと「自炊派」でない人は、自炊するための道具や食材などは元々存在しない。
けれど、高齢者は「自炊派」だったため、それまでに使っていた道具や、食材がたっくさんある!
【道具】
- 大きい鍋(私が小さい頃からある‥しかも一つじゃない)
- フードプロセッサー(コレを使っているのをみたのは2、3回しかないような)
- ホットプレート(古いのだからやたらと場所を取る)
- 泡だて器(ケーキ作ってたのは〇十年前だっけ?)
- 寿司おけ、海苔巻きつくる巻きす(あると特別な日で気分盛り上がるけれど、何人分用??やたら場所取る)
- 漬物(ぬか漬けの容器、漬物石など
- 梅酒とかをつくるデッカイ瓶(作っては、知り合いに配ってたから4つほどある)
【食材】
- 乾物類(昆布、にぼし、ひじき、切り干し大根、かんぴょう、のり)
- 数々の調味料(粉、液体)
こんな道具や食材って、自炊しなくなると全く出番がない。
出番がないので、奥へしまう。
見えないから、余計に出番がやってこない。
もう負の連鎖だ。
認知症の軽度のうちに、ちょっとずつ解決しないと後でエライ事になる。
また、他の機会に解決した方法を書いていきます!